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久々子弁天祭

引き続き、日本全国の有名な歴史ある祭りを紹介していきます。

今回は、福井県の「久々子弁天祭」です。

福井県は若狭湾に面した「美浜町久々子」。

この海に面した美しい町が一年で最も盛り上がるのが、毎年7月に行われる久々子弁天祭といわれています。

岬にある宗像神社。この神社が久々子弁天祭の中心となります。ご神体である「弁財天」を神輿にのせて、のぼりをにぎやかに立てた手漕ぎの船で海を渡る時、笛太鼓でお囃子を奏でるのです。

そして弁財天を喜ばせるために、地元の青年たちは船の上で相撲を取って、荒っぽく海へ落し合うのです。久々子弁天祭ではこの光景が一番有名かもしれませんね。

久々子弁天祭では、祭りの準備で、そのように祭りを盛り上げる青年団員と、祭りを長年支えてきた年長者とのふれあいが見られるのです。世代を超えて人々が結びつき合う、「久々子弁天祭」がそのような役割を果たしているわけです。

そしてこの地区に生まれた赤ちゃんが区民として初めて認められる「烏帽子着」という儀式があるのですが、それもこの祭りの中で行われるのです。

地元の人々は、喜びの中に神社との関わりを大切に守り伝えていこうとしていて、本当に楽しいお祭りだと言えるでしょう。

この久々子弁天祭、歴史はかなり古く、約1200年前に始まったと地元のお年寄りが語り継いでるようです。

久々子弁天祭の起源について、地元では世代を超えてしっかりと伝承されているようです。

昔々、久々子海岸の岬に、一頭の雌の大蛇が棲んでいて、そしてその対岸の和田岬には、雄の大蛇が棲んでいたようなんです。

その雌の大蛇と雄の大蛇が互いに行き来をするたびに海が荒れるので、久々子の人々は困っていたようなんです。

そしてあるとき、若狭地方に訪れていた弘法大師が久々子を通りかかったようなんです。弘法大師は村の人達が苦しんでいるのをほおってはおけず、岬に赴いて岩屋で行を行い、そして雌の大蛇に仏戒を授けたと言われているのです。すると大蛇はたちまち昇天し、それから海が荒れる事はなくなったようなんです。

村の人々は、大蛇を「海上安泰」「庶民福寿」を守護する「弁財天」としてほこらにおまつりしたのです。

それが現在の宗像神社となり、みんなは親しみを込めて「弁天様」「弁天さん」などと呼び、それが今でも続いているのです。

久々子弁天祭が行われる美浜町は、新鮮な海産物がとても有名です。

特に定置網漁の「寒ブリ」などは有名ですね。さらには美浜湾で養殖されているフグも有名で、町には美味しいフグ料理を食べさせる民宿がたくさんあるようですね。

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